ちなふり

MANKAI MOVIE「A3!」 SPRING & SUMMERのちなふりのレビュー・感想・評価

2.5
原作アプリも舞台も好きで、映画にしてくれた事自体にはとても感謝してるしなんなら単独公演の話や二部も全部映画化してほしいと思っているが、正直不満点は多い
まずオタク文化に理解ある人間しか観に来ないと分かりきっているとはいえ、現実的な格好のエキストラの中でキャラクターたちが異様な目立ち方をしていてコスプレ感が凄すぎる(ここは笑っちゃうので逆に好き)
そしてそのコスプレ感に拍車をかけているのが衣装のクオリティ ここは映画舐めるなという気持ちすらある
舞台で使用した衣装の使い回しなのかは知らないが、生地が薄く安っぽく細部が甘く、大画面にまったく耐えられてない
幸くんがあれで外歩けるセンスの持ち主とは思えない
中でも一番気になったのは茅ヶ崎さんのスーツ
あんな怪しい海外通販で5000円で購入したようななんちゃってスーツ着て出社する成人男性が許されると思うなよ 色に関しては原作通りなので何も言うまいと思うが、生地とか仕立ての甘さとか(特に襟のぺらぺら感がえげつない)
映画作れる程のお金があるならきちんとしたお洋服を作ってあげてほしい
舞台なら良くても、映画の大スクリーンでは全然良くない
あと皆さんほとんど舞台俳優なので当然だけども演技が舞台向け過ぎる もう少しカメラ向けの演技指導が入ってもよかったのでは?
ドラマや映画経験豊富な陣内くんは抜きん出て上手かった
制作サイドはとにかくきちんと『映画』と向き合ってほしかったです
ただ枠に収めるだけが映画ではないはず
ストーリーは短い時間の中でそれなりにわかりやすくまとまっていたし、劇中劇は舞台とは違う表現や演出もあって良かったと思う あくまでA3を知ってる人しか観ないという前提で
楽園オアシスで3人が画面下から顔だして歌うとこ超絶可愛い こういうのは「画面」じゃないと見れないものなので嬉しい

好きなので低評価は付けづらいけど映画として考えたら正直もっと低くなるけど好きなので応援してます
ちなふり

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