タイムリープがこんな使われ方するなんて!
オシャレすぎる。
そして単なるSF風味でなくて、
タイムリープが何故起こるかが重要な映画。
世界観の為ではなく、
ただ一つの問題を曝け出すために。
そして綺麗事で終わらない。
終わらないことにも一つの問題提起になっているのがすごい。
話せば分かると言って殺されたのは犬養毅だったっけ?
結局隔たる世界を繋げるのは何なのか?
壁なんてないと無視するのも違うし、
正面突破もサイド攻撃も意味を成さない。
八方塞がりなのかと管見に陥れば思う壷だし、でもこっち側だって、あっち側だって、
キリがない。
面倒くさいと投げ出すのも違う。
答えなんて出ない。
だから、少しだけ頭の片隅に入れておく。
一人一人に種を撒き、
ゆっくりゆっくりぶち壊すしかないのか。
そうしてる間に、また。
30分でこれだけ考えさせることができるのは、凄いよなー。
良い映画の条件であるのかも。