29分の短編映画。この短さでこの高スコア。どういう映画なんだろうと思い見始めました。
グラフィックデザイナーの男性がある時警察官に所持品検査を強要され、取り押さえられた時に窒息させられます…と、ここで目が覚めますが、また同じことの繰り返し。タイムループにはまってしまうのです。
タイムループなので同じような話が繰り返されます。面白いんですが、この話の着地点はどこにあるのかが見当がつかない。もう時間もあまりなさそうだけど?と思っていたらなるほど、そこに着地するのか!
「同じことが繰り返される」ことを「タイムループ」というメタファーで表していることが秀逸です。強烈な皮肉。
この短さでエンタメ要素を入れつつ強烈なメッセージを込め、誰にでもそのメッセージがしっかり届くという素晴らしい作品でした。