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隔たる世界の2人のManOfIronのネタバレレビュー・内容・結末

隔たる世界の2人(2020年製作の映画)
3.0

このレビューはネタバレを含みます

⭐︎後味の悪さは狙ったもの。

◯車中の会話にて、「あんたの考え方には到底納得できないな」「いいよ、家まで送ってくれるなら」この考え方がやっぱり理想。互いを理解できなくてもいい。そういう人同士を繋ぐためにルールがあり、役割がある。自分の居場所、なんて言うけれど、これは互いを理解するのが難しい混沌とした社会においてとっても重要なことなんですね。
× 白人警官のモチベーションは謎だが、それも今や色々な要因が絡まり合いすぎて理由も出所も分からなくなっている差別意識を表現してるのか。
・ただ胸糞悪いだけの映画は好きじゃない。けどこの映画はその「好きじゃない」の感情を湧き上がらせることが目的。そういう映画はあっても良いと思うけど、何度も言うがそういう映画は好きじゃないです。

・余談。自分がタイムループに陥った時、2周目以降もドッグカメラで犬に話しかけるだろうか?自分にとっての意味は1周目だけでそれ以降は消失してるはず。それでもやらねばと思うのなら、その気持ちは純粋な「思いやり」なんではなかろうか。
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