グリパス

コットンテールのグリパスのネタバレレビュー・内容・結末

コットンテール(2022年製作の映画)
3.5

このレビューはネタバレを含みます

とても静かなで丁寧に作られてる映画だった
冒頭のビルの屋上でビールを飲んでその後タコを盗み寿司屋で2人分のビールを注いだ後に奥さんとの回想シーンが終わるまで完璧な絵の写し方とこの男に何があったのかを一瞬にして伝えられるカメラ回しが上手だった
母の死んで遺書に書かれて遺灰をイギリスの湖に巻くために旅に出ることをきっかけに父と息子の確執を解消しているストーリーだった
意外と蓋を開けてみるとシンプルなストーリーで奥さんが認知症になり真実を伝えられずにいる父親と自分勝手で自分の世界に入れてくれない父親に対して接し方がわからない息子を軸に描かれているから話は分かりやすかった
イギリスに行って勝手に一人で湖探す場面は正直都合良すぎるところが多かった
まず電車わからず乗るのが意味不明だし電話のバッテリー切れるのも都合良すぎるしあげく出てきたイギリス人親子のシーンまるまるいるのかレベルで掘り下げないし出てくる意味がほとんどないしお父さん感謝の気持ちがなさすぎるのがよくわかんない別れ方あっさりしすぎ
どうしてもイギリスの要素無理やり入れた感じがして残念だった
最後もお父さんと息子が本音言い合っただけで関係性復活みたいな適当さと最後の遺灰は全部巻くとこまでちゃんとやって欲しかった
1人一回で全部巻ける分けないし
最後はずっと大事に持っていた鞄をお父さんが捨てて息子家族のところに駆け寄り新たなステージに向かっていった象徴的に描いてたのはよかった
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