コットンテールのNoveのレビュー・感想・評価

昭和の駄目な夫、駄目な父親の末路。
頼りきっていた妻が認知症となり、先立たれる。
息子とは疎遠で、家族の交流は絶っていた。
亡き妻の思い出とノスタルジックに浸るのはいいが、あまり周りに迷惑をかけずに生きていくことを、そろそろ学ばなければならない。
リリー・フランキーのキャラによって憎めない夫になっているが、かなり自分勝手な生き方をしていた代償でもある。
コットンテールの意味するところは、妻の優しさと、最後に夫へのメッセージでもあったのか。