JTKの映画メモ

コットンテールのJTKの映画メモのレビュー・感想・評価

コットンテール(2022年製作の映画)
3.0
リリー・フランキー目当てに事前情報ゼロで鑑賞。
辛い。重い。
なるほど、こういう映画だったのか。
やはり喜劇なのか悲劇なのか、最低限の情報くらいは知って観なきゃいかんな。そうしてればこれは映画館では観なかったはず。
良質な作品ではあるが、好みではない。
わしにとって映画を観るということは、起きたまま夢を見ることであり、楽しい気分になることであり、いい気分になることであり、"ありえない"恐怖や"ありえない"悲しさに我を忘れることであって、この作品や或いは去年観たギャスパー・ノエのVORTEXのように、身につまされることや目を逸らしたい現実を味わう為のものではない。

ラストで明かされる兼三郎の行為のヘヴィさは、イギリスの美しい風景くらいで相殺されるものではなかった。
あーおもっ。つらっ。

ただ、リリー・フランキーはやはりめちゃ良かった。
木村多江とのコンビは「ぐるりのこと」を思い出す。