いたち

コットンテールのいたちのレビュー・感想・評価

コットンテール(2022年製作の映画)
4.0
家族の在り方をまざまざと考えさせられた。

家族の架け橋であった妻が認知症になり、
今までの償いのように尽くして介護する夫。

架け橋を失った夫と息子は
関係がうまく構築できず
更に夫は孤立、妻へ執着する。


病に罹り自分が周りに迷惑をかける、
邪魔な存在になることへの恐怖と苦悩。


子供としてはそれでも頼ってほしい
けど守りたい存在として育てた身から
すると難しいところだよな〜。


リリーフランキーがこれまた
だめおやじ似合いすぎて…!!

観てる最中はいらっとする場面
多かったけど景色に癒され
観終わったあとにずしんと
重たい気持ちがずーっと残る。



夫が何十年も介護した妻を
海に落としたニュースを思い出して、
核家族世帯が増えてるから
こういうのって日常に当たり前にある
ことで扱いが難しいけど
海外を取り入れることで
観やすくしてるのかなってちょっと思った。
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