このレビューはネタバレを含みます
市場からタコ盗んだよね?
コットンテールは、ピーターラビットの物語に出てくる仲間のウサギの名前かな。
冒頭の寿司屋のシーン🎬は、若き2人がとても良かった。また、イギリスの田園風景と自転車を漕ぐリリー・フランキーの絵柄が良かった。
若年性アルツハイマーの妻明子を看取った兼三郎。遺言により、イギリスのウィンダミア湖に散骨に行く。息子との関係が悪く、イギリスでも単独行動をして息子夫婦に心配をかけてしまう。
愛する妻が、徐々に記憶を無くしていく過程は辛いこともあっただろう。喪失感に打ちのめされるのも分かるが、流石に身勝手だった。ただ、自分がこの親父世代なためか、息子夫婦がもう少し父に寄り添えればという気持ちもあったり。散骨して、うさぎを追いかけてわだかまりが解けていくというエンディングは、綺麗だったけれどちょっと刺さらなかったかな。
リリー・フランキーは、やさぐれ感を漂わすのはピカイチ。木村多江は、Netflixドラマ「忍びの家」とは全く違う役柄で良かった。