言葉に頼らない再生の物語
東京から思い出の湖への旅
言葉にできない感情
それを
どう観客に伝えるか
不器用な父親の傷心をリリー氏が
彼ならではの表現力で好演し、病に侵される最愛の妻を木村さんの陰影のある演技が…泣かせます
初長編とのことでしたが、この監督は企画力に優れているという印象です
また、役者さんの良さ(造形も含めて)が巧みに引き出されていましたし、タコ🐙や葬儀の美など、目の付け所にもセンスを感じました
やはり普通の邦画と少し違う味わい
正しくはあのピーター四兄弟の三番目の子の名前なんですが、コットンテールは、ウサギの丸いしっぽ…のイメージ🐇
ウサギを追いかけた、そんな日の記憶に残った……幸せの色
それぞれが、相手のコットンテールを追っているのが家族なのだ…という人間関係への考察が面白い
静かでゆったりした流れの作品ですが、親族三代(孫を入れると四代)が淡く絡んでいるなど、広がりのある佳作でした
自転車🚲で行くところ、好きだなあー
でもね、ちょっと手癖が悪い主人公なんです…
立派な大人ではなく、成功した人物でもなく、普通の父親でもない
つまり…平凡でちょっと不器用な初老期の男性をやらせたら、
リリー・フランキーの右に出るものはいないと思うでしょ?
惜しむらくは、テンポかな?
兎に角、気になるコットンテール ☁️
コットンテールは、モフモフの色 🤍
なかなか追いつけなくて焦ってばかり
本作は「喪失」を静かに癒してくれそう
以下、ちょっと❓脱線🚃。。。
コレは大切なものを捨てに行く物語🌱
その点で(のみ)ロードオブザリングに似ています
ファンタジーでもなく、壮大でもありませんが💦
ひとりで捨てに行こうとするし
本作の主人公は、力をすべて失ったガンダルフのイメージがあると思いませんか?…勝手に何故かそう感じてしまいました
(うう、正しくないイメージ💦)
以下妄想御容赦
そっか、ガンダルフにも息子がいただろうな
いたら、親子の断絶があったはずだよな
強い父親だしな…
息子がいたら母親もいるだろう、普通に
奥さん、どんな人だったのかしら
きっと湖水地方にも家族で遊びに行って…
コットンテールを追いかけたりしたかも、な
走って追っても捕まえられないから
杖を使って、🍖にしちゃった…たぶん
あー、美味しかった
ねー、また来ようか
ポチャン💦
✳︎奥さんの疾患について(推察)
若年性アルツハイマー病に罹患
最後は、多発骨転移した癌
転移した癌のせいで痛みが全身に
そうなったのは、認知症のせいで
発見が遅れてしまったから…