これって案外拾い物なのでは?U-NEXTで上がってきたので鑑賞。
恐怖の…ってつければいいってもんじゃないんだけど、原題は「廊下」ってことで、すごい安アパートのせーまい廊下(2階へ繋がる階段含む)と主人公の部屋で繰り広げられる隣人トラブルスリラー。
前半は、主人公の部屋の真上に引っ越してきた女性の厚かましさと主人公の態度にイライラ!ただ、それよりも「ダメだこりゃ」って感じちゃったのは、アパートの2階の足音やベッドが軋む音とかだけじゃなくて…軽い喘ぎ声と言うか吐息?まで聞こえるって言う設定が…おい!ってなった。
(後々考えると、彼は精神的にかなり参っていたので、そっか!!あれは実際に聴こえていたわけではなく、彼の妄想かも!!納得ー!)
んが、そこを乗り越えた後半で、これは笑っていいんだな…と分かり始めてからが面白い。
テレビ番組のドッキリとかで、ターゲットが怖がってる時の行動とかって笑ってしまうことあるけど、そー!まさにそれ!
実にリアルなのです!
なかなか良くできた原点回帰的なソリッドスリラーじゃん!
ピーター・ストーメア様は監督の叔父さんらしい。しばらくは彼であることが分からなかったけど、そこも計算されてるんだろうな。
期待していなかったから面白く思えたと言うのとは違って、最後まで観たら、よく出来てるなと関心してしまった。
まぁ、それでも、建物の構造を考えるとあんなことやこんなことはちょっとありえない…と言うのは玉に瑕。