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2ペンスの希望のkazu1961のレビュー・感想・評価

2ペンスの希望(1951年製作の映画)
3.4
🔸Film Diary🔸
▪️本年鑑賞数 :2022-100 再鑑賞
▪️死ぬまでに観たい映画1001本-※※※

🖋第5回カンヌ国際映画祭パルムドール受賞の作品です。この時代の他のイタリア映画のネオ・リアリズモ作品同様、戦後の貧困がテーマ。その中でもナポリ近郊の小さな村を舞台に、不景気で貧乏な復員兵と、裕福な花火師の娘の愛し合う2人を温かなタッチで描いた人間喜劇です。

🖋キャストは無名の新人ばかりを使ったり、ストーリーテンリングはパルムドールらしい作品なんですが、なんせ市井のイタリア人の価値観と風習に感情がついて行けない側面も。普通の会話がとにかくうるさく、がさつ。特にヒロインはいつも叫んでいるか動き回っているかで、どうしても感情移入ができませんでした(笑)。これがイタリアなんでしょうね。

🖋その一方でこのがさつさが一生懸命生きている様をリアル感じさせるのも事実。この辺りは好き嫌いでしょうね。

😵Story:(参考: google )
ナポリの片田舎で母親と暮らす青年アントニオ。彼は除隊したばかりで、まともな職に就けなかった。そんな彼に、富豪の娘とのロマンスが訪れる。しかし彼女の両親が結婚に反対したうえ、アントニオはわずかばかりの小銭を稼ぐ手伝い仕事も失ってしまう。だが、二人は財産に見向きもせずに、幸福な結婚生活を始める......。

🔸Database🔸
・邦題 :『2ペンスの希望』
・原題 :『Due Soldi Di Speranza』
・製作国 : イタリア
・初公開 : 1952
・日本公開 : 1962/08/01
・上映時間 : 110分
・受賞 : 第5回カンヌ国際映画祭
パルムドール
・監督 : レナート・カステラーニ
・脚本 : レナート・カステラーニ、ティティナ・デ・フィリッポ
・原作 : ※※※
・撮影 : アルトゥロ・ガルレア
・音楽 : アレッサンドロ・チコニーニ
・出演 : マリア・フィオーレ、ヴィンチェンツォ・ムゾリーノ

🔸Overview (参考:映画. com)🔸
1952年度カンヌ国際映画祭グランプリ、同年度セルズニック・ゴールデン・ローレル賞作品。「ロミオとジュリエット(1954)」のレナート・カステラーニとエットーレ・マリア・マルガドンナの原作をカステラーニとティティナ・デ・フィリッポが脚色、カステラーニが監督。撮影はアルトゥロ・ガルレア、音楽は「終着駅」のアレッサンドロ・チコニーニ、出演は無名の新人ばかりで、マリア・フィオーレ、ヴィンチェンツォ・ムゾリーノなど。製作はサンドロ・ゲンツィ。
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