本作は、監督自身が結婚式でライダーコスをするほど、仮面ライダー愛が濃厚。でも、ほぼ無知識でも観れる「シン作」。
本作は当然ですけど、かなり初代の仮面ライダーを意識して制作されていました。再現をするというより、オマージュをしつつ庵野監督がやりたいことをやりまくった感じでした。そう思った一つの要素としてあげるのであれば、庵野監督の過去作に「キューティーハニー」の実写版がありまして、アクションシーンが独特な表現をしていた作品なんですけど、本作もそれ同様に観ていて目を引くぐらい独特。
お話の内容も核は初代の仮面ライダーなんでしょうけど、血の描写などのグロさなどは、別作の「仮面ライダーBLACK SUN」のようにTV版というよりは石ノ森章太郎先生の漫画原作に寄っていたあの感じ同様、一筋縄ではいかないお話の深さがありました。焼き回し感は当然ありませんしでしたし、庵野監督版の仮面ライダーといっても良いぐらいでした。
ここまで書いておいて、私は仮面ライダーの知識は、BLACKとかクーガぐらいしかまともに観ていなかったので、当然初代の作品に思い入れはありませんw
しかし、予習しないで観に行きましたけど、知識が無いと楽しめないわけでもなかったと思います。
