このレビューはネタバレを含みます
何を見せられたんだろう……。
まったくハマらず。
セリフが全部アニメの台本を読み上げてるみたいでしっくりこなかったり(そういう演出なんだろうなあと思って見ていても違和感から逃れられなかった)、キャラの感情が全然わからなくて人間不在な感じがしたり、敵キャラのセリフがどれもアホっぽく、かつ基本的に弱かったり、BGMが3分の2くらい「これ今で合ってる?」と思わせるチョイスだったり、アクションが全部同じ調子だったり、動きのあるシーンでズームしすぎてなんかよくわからなかったり、言いたいことは色々あるんですが。一番微妙だったのは安っぽい赤い血が何度も大画面に広がっていたところかな。ライダーの暴力の重みを伝える方法はもっと他にあったんじゃなかろうか。池松くんの役作りはすごいと思えたけど。2号が出てきたときに初めて「人間らしいやつがきた」と思えた。あと長澤まさみの使い方が勿体なさすぎる。
池松さん浜辺さんのペアも良かったけどいまいち感情が乗らないし、博士やアンチショッカーの黒服二人に関しては完全に記号的存在。何を見せられてどこに心動かされれば良かったのか最後まで分からず。
ラストは好きでした。