また賛否両論別れる映画を作ってしまったね、庵野監督。
古典的特撮の構図、現代的コミカル・キャッチーな雰囲気のする敵、原始的というべき生々しいシーンと「大人のエンターテイメントな仮面ライダー」という印象で、平成ライダーにあるスタイリッシュなものは一切なかった（PG12と知らずに見に行ったので「PG12！？」とびっくりしたら序盤から…なんて大盤振る舞い…）
ストーリーの大筋は初代と同じようですが（※見たことはないので知識だけ）細かいキャラクター設定やヘヴィさは、大人向け・現代向けにカスタイマイズした雰囲気。
わたしのイメージする本郷猛とは打って変わって、「コミュ障」らしく終始戸惑いながら一歩ずつ変わっていく姿は、ある種の現代人らしさがあるなぁと。
そんな「我々のイメージする主人公」とは程遠い彼の優しさに触れて変わっていくヒロインの姿は…そう、まるで綾波レイ。つまり、君は…碇シンジくんかい？
純粋なエンタメというには、こだわりの強い映画で、本当に好き嫌いが別れそうだなっておもったんですけど、そもそも庵野監督、好かれたくて・面白いと思われたくて作ってないからハマらない人間はしゃあないんよ。オタクの映画なので。（これシンウルトラマンのときもどっかで話した気がする程度には、そう、、、って話なんだろうなぁ）
ただ、シンウルトラマンとはまた違ったテイストなので、シンウルトラマンがハマった人がハマらない可能性もあり、その逆もまたしかりの作品なので、うーーーーん、オススメしづらいですね！庵野、そういうとこだぞ！こっちもレビューに困るんだ！！
