放蕩息子

シン・仮面ライダーの放蕩息子のレビュー・感想・評価

シン・仮面ライダー(2023年製作の映画)
4.3
俺はこの作品に対して評価するのが難しい立場だし、そもそも評価なんてことをするのが難儀な作品ではあることは感じた。

別に仮面ライダーファンである訳じゃないんだけど、ご存知、オートバイはそこそこやってる方だと思ってるよ、仕事だしね。そういう観点でいうと、「バイクは良い、孤独を感じられる」とか「スピードを上げてくれ、風を感じさせてくれ」とか突き刺さってくるセリフはあったよね。まぁそれは、「仮面ライダー」が「ヒーロー」である前に「ライダー」であるということを表しているんだと思う。なかなか好き。俺もそう思うしね、バイク乗りとして。あとバイク乗りとして1つ思うことなんだけど、サイクロン号って6気筒だよな、それか、2気筒から変形して我々の知らない未知のターボを搭載したエンジンになるのかな?だとしたらあの排気音ないだろ。せっかくめちゃくちゃ良いロケーションで1号と2号が別れますって場面なのに、cb650のドッグドッグドゥグはちゃうやろ、ブォーン!であれよ、と思ってしまった、細かすぎるか。

で、作品そのものに関しては庵野のやりたい事詰め合わせになってる、よな?そこが確信持てねーのが残念ではある、知識不足だよな。たぶん合ってるとは思うが。それはめちゃくちゃ良い。映画ってのは基本的には自分のための作品であるべきだもんね。ただまぁわろてまうようなセリフ回しとか現実とSFの区別が曖昧になりかけるようなシーンがちょいちょい気になってさ、まだ邦画を見るときのこの病気から抜け出せてねぇみたいだわ。

あとキャラクターに妙に入り込めねえ感じは少しあったかな、主人公のクセが強すぎるんかも知らん。2号が居るからなんとかなってるけどね。わりーけど、俺はポンポみたいに「女優が可愛く撮れてればオッケー」とか言わんからな?

今ちょっと熱出そうだからちゃんと言語化できないな。気が向いたらまた書きにくる。レッツゴーライダーキックを車の中で聴くくらいには好きになってるから4.3でよろしこ。
放蕩息子

放蕩息子