ぱっと見でそれなりに楽しめる作品だと思った シンウルトラマンよりは良かったと思うが結局シンゴジラには至らず
やはりシンゴジラは時代的なかみ合いも含めて突然変異的に出来が良かったと思う、1作目が良かった分本来の規模感を超えた期待のされ方をしてしまったかなと
（シックスセンスで注目された後キャリア低迷期に陥ったシャマランに近い感じがした）
他者と通じ合う事をテーマに作家性マックスで手癖で作った作品に感じた
身も蓋もない言い方だがかなりエヴァっぽい
シンジとアスカ（＋ちょいとレイ）感が半端ないし、人類補完計画だし、シンエヴァ引いては監督過去作よろしく線路モチーフもあったり挙げだすとキリがなさそう
前作よろしくなかった話の推進力の弱さと2020年代にいかがなものかと思われるセクハラ描写はおおむね改善されていたと思う
メインストーリーの骨組みがあるので大分違うし、前作のセクハラ描写のカウンターになるようなシーンも入れ込まれたり全体的に配慮された方だと思う
ただしサソリオーグのあたりがよろしくないと思う、ここだけ浮き上がってしまった気がする
これは個人の好みとか見え方感じ方によるかもしれないが、どうも映像面のクオリティがいまいちに思えてしまった
（元がTVだから？ 再現なのか判断がつかないので筋違いな指摘かもしれない）
手持ちカメラ的な映像の差し込みも急激に画質クオリティが変化して逆にノイズに感じてしまった
シンシリーズもこれで一段落らしいので監督は次に何を作るのか？は追っていきたいと思う
