いぬわんわん

シン・仮面ライダーのいぬわんわんのレビュー・感想・評価

シン・仮面ライダー(2023年製作の映画)
-
戦闘シーンでの見せ方、庵野さんらしくCGやカメラワークを駆使したり、本来の仮面ライダー作品らしく泥臭く見せたりそんなところにリスペクトを感じた。シン・ゴジラ、シンウルトラマンともに登場人物に感情移入しにくさがあって(だからこそ映像やストーリーに没頭できるが)、今回も感情がフラットな改造人間が主要だったけど、端々で人間らしさや情動的な感情が伝わってきて胸をうった。死んだら泡になって消えてしまうが、魂がそこにある、ひとりだけどひとりじゃない。私たちが死んでもそこから続くもの、残せるものはなんだろうと考えたりした。