このレビューはネタバレを含みます
仮面ライダーの映画版。庵野秀明が仕掛ける「シン・」実写シリーズの第三弾です。
本郷猛はショッカーの手によりバッタオーグに改造されてしまいますが、洗脳を受ける前に救出されショッカーと戦うことを決意します。物語はクモオーグ、コウモリオーグ、サソリオーグ、ハチオーグとの戦いの後、チョウオーグとの対峙を経て仮面ライダー2号・一文字隼人の登場・対決・洗脳解除、そしてカマキリ・カメレオンオーグを一蹴してのチョウオーグとの再戦となります。
チョウオーグとの戦いで仮面ライダー1号・本郷猛は死亡。ショッカーは壊滅しておらず、1号の意志を受け継ぎ仮面ライダー2号がショッカーとの戦いを決意して物語は閉じます。
いわゆる「仮面」が本当にヘルメット型の仮面で、人間体に戻る前に仮面を脱ぐと、改造された顔が現れる演出はドキリとさせるものがありました。改造人間の力が強すぎて血が飛び散る描写は、見た目にどぎつく、少し冷めてしまうところがありました。ラストシーン。仮面ライダー1号が死ぬとは思っていなかったので、かなりショックを受けました。
庵野秀明作品らしくオマージュが多く、体が熱くなりました。仮面ライダーの記憶はおぼろげなので、きっとファンが見たらもっと楽しめるのではないかと思います。懐かしい音楽が本当に良いシーンでかかるのでテンション上がります。