八つ裂き

シン・仮面ライダーの八つ裂きのネタバレレビュー・内容・結末

シン・仮面ライダー(2023年製作の映画)
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このレビューはネタバレを含みます

2023.60

僕には他人がよく分からない、だから他人を分かるように自分を変えたい、世界を変える気なんてない、とか、幸せ、とか。庵野秀明さんの監督作品通してのメッセージがかなりわかりやすい感じで映像化、言語化されていた気がした。

ラブ&ポップでも思ったけど、庵野秀明さんは実写の方が見る側としては分かりやすい仕上がりになる。アニメは何だろう、マジでおもろいけどSF設定が難解すぎる。

君たちはどう生きるかとか、天気の子を見た時の、監督たちのもう誰にも理解して貰えないことへの絶望感みたいなものを受け取って胸が苦しいって感じだけど、庵野秀明さんってそれはみんな存在している以上そうなんだよって描いてるのはすごいなと思う。庵野秀明さんは、孤独ではあるけど、それを理解されないとかでは無くて自己内対話が極まってたどり着いた先がここだったみたいなことな気がする。

実際のところは分からんけど、宮崎駿さんや新海誠さんはエンタメとしてのアニメーションを通しての商業面や社会への影響にすごく関心があるように感じる反面、庵野秀明さんはとにかく好きなものをつきつめてるような感じしてすき。シン・ゴジラとかは政府との繋がりとかも感じるけど。
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