るるびっち

シン・仮面ライダーのるるびっちのレビュー・感想・評価

シン・仮面ライダー(2023年製作の映画)
2.7
NHKの特集であれほど拘っていたアクションだが、『キューティーハニー』の頃と余り変わらない印象だ。
設定もエヴァの人類補完計画を、別の言葉に言い換えただけ。
そういう単純な捉え方はいけないという批評家もいるが、『東京ばな奈』を『東京ばな奈シェイク』にした程の斬新さもない。
すでに出し殻である。

今回も、風呂に入れない女子に下着を渡す。
『シン・ウルトラマン』の長澤まさみも風呂入れない設定だった。
どんだけフェチなんだ? 浜辺美波にそんなことするな。

結局、政府の男たちだけで大抵の怪人は退治できる。
一番強いのは政府の男たちのようだ。
仮面ライダー不要というのが結論でした。
『ライダー・シリーズ』は今後、『立花藤兵衛シリーズ』に変更。

なろう系の小説サイトで素人作品を読むと、大抵はドラマもキャラも立っておらずストーリーも初めだけで尻つぼみ。
設定だけ力を入れて、あとはショボい。
設定の中でも、目を引くのはネーミング。
日本のクリエイターもどきは、ネーミングだけ上手いのだ。
昔からある設定を、キラキラネーミングでファッショナブルに仕立てるだけ。まあ、それも才能だろう。
この手のブームは、素人がこれで良いと錯覚して衰退の原因になりそうだ。

「ラッスンゴレライ」で受けた芸人が居た。
ネーミングの響きやリズムは良い。
ではネタの中身はどんなだっけ? 全然思い出せない。
そんな感じでプラーナもATフィールドも響きは良いが、エネルギーやバリアを言い換えただけ。昔ながらの設定だ。
「ラッスンゴレライ」な作品が、今後も次々生まれていくのだろう。『シン・仮面ライダー』ではなく『ラッスンゴレライダー』です。
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