瞳の奥で、無常が燃ゆる
【アンナカリーナを語る】
⬛️ジャン=リュック・ゴダールの長編4作目。アンナカリーナが主演なのだが、同じく主演を張った「女は女である」とはまるで違う作品です。
⬜️映画女優を目指すナナは、いつしか娼婦となって無表情な女となってゆく。自由奔放で哲学チックなゴダール節が、ナナの瞳に相生して綴られてゆきます。
🟦アンナカリーナ、役柄としてうわのそらな印象でも、カメラを一点に見つめた時の気迫には鳥肌が立ちます。今作はそんなアンナカリーナの魅力を堪能する作品となるでしょう。
きっと、博識な映画通諸賢であればゴダールがなんだ、ブリス・パランがなんだと語り散らせるのでしょう。私のような青二才は、彼女の瞳に恋しておくくらいが慎みというもの。
【ベルモンドが欲しいなまとめ】
🟩ゴダールといえば、私にとっては「勝手にしやがれ」とか「気狂いピエロ」ですので、あの無鉄砲さがやはり恋しくなる。
アンナカリーナはやはり素晴らしい女優だけれど、私の中ではゴダールの画面に映えるのはジャンポールベルモンドなんだよなぁ。
身長を手で測るとこはとってもかわいい