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女と男のいる舗道のtntnのレビュー・感想・評価

女と男のいる舗道(1962年製作の映画)
4.4
最初に映る顔はジャンヌ・ダルク。
思ったより、特権的男性性についての映画でもあった。
男の身長や背幅の広さの威圧感、突然画面に侵入してくる指や手。モンタージュの定石を破るから、表情と表情を単に繋ぐだけの編集では隠蔽されていた不均衡が暴露される。
ビリヤード場でアンナ・カリーナが初めて自由に振る舞い始めると、彼女の視線=カメラである主観ショットが導入される。
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