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女と男のいる舗道のpauhのネタバレレビュー・内容・結末

女と男のいる舗道(1962年製作の映画)
3.1

このレビューはネタバレを含みます

主人公の女性の映し方に感情を感じるなぁと思っていたら、ゴダールの妻だったようで納得でした。
一つ一つのカットが画になるお洒落さで、現代でも通じるセンスが凄いなぁとも思いました。
特に映画館での横からのカットが上の余白がある事で空間の広さを感じ、不思議と臨場感があって良かったです。
演出も様々な魅せ方があり、台詞の音がなく字幕だけだったり小間切れのような独特なカメラワークだったりと、ならではの魅力も印象的でした。
独特の会話劇もただ男女が話しているだけなのになんだか惹き込まれ、後半の会話が詰まる悩みがまんま自分と当てはまり余計に夢中になりました。
最後の呆気なさと音楽だけのエンドロールに不思議な余韻を感じられる、お洒落な作品でした。
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