あらすじを追うだけならば、ある女の悲劇になるものの、この映画からは何の悲劇性も伝わってこない。アンナ・カリーナはもちろん美しく、けれど本当に美しいのは、ジャン=リュック・ゴダールのまなざしのほうにあ…
>>続きを読む2024.5.11
れんが屋にて鑑賞
アンナ・カリーナが売春婦に堕ちて…彼氏じゃない男に近付いたりファム・ファタール。
リビングでカメラワークぐるぐると回しながらのシーンが一番好きだった。
男尊女…
このレビューはネタバレを含みます
手で身長を測るシーン、タバコの煙の口移し、カフェでの哲学を語るシーン、全てが絵になる。
「他人に自己を貸すことは必要だが
自己自身に対してしか自己を与えてはならない」という冒頭のモンテーニュの言葉が…
主線となるストーリーと女という生き物が
どういうものなのかゴダールにはどう映るのか
が交差してて見ずらいけどめちゃくちゃ
おもしろかった。おじいさんと愛と言葉について話しているくだりがこの映画の答え…
記録
【アンナ・カリーナの果てなき孤独】
めちゃくちゃ最高じゃないですか、カッコイイし寂しすぎる。アンナ・カリーナと『裁かるるジャンヌ』、その孤独。
とにかくキャメラがよく動く、撮り方でこんな…
(c)1962.LES FILMS DE LA PLEIADE.Paris