助ベージュ

ロックダウン・ホテル 死・霊・感・染の助ベージュのレビュー・感想・評価

3.4
釈由美子最高ー!!✊
ファンだから反射的に賞賛とかではなく、地がめちゃくちゃ美女なのに(だからこそ)、シンプル美貌からのあり得ない振り幅演技が凄まじい!
多分、あのバランスは釈さんしか無理。

原題『HALL』(廊下(米国英語))
あるホテルの廊下をメインに徐々に徐々に徐々にゾンビ化するウィルスに蝕まれもがき苦しむ宿泊客。そしてパンデミック直前の2人の“母親”。が交互に映し出される。
初手からず~~~~~~っと苦しい!!
「ウィルス」によってグラデーション的に徐々に徐々に徐々にゾンビ化していく苦しさと、「家族」による逃げ場の無い(あるけど選択的になかなか逃げれない)苦しみの対比。

近年のポリコレ的「女性は男性に立場的に虐げられてる」系の中でも、男でもハッとする他人事じゃないヤダ味。”妻であり母”の言い様のない居心地の悪さ。
その位置から(身体的に)逃げて来た主人公(釈由美子)。
クソな男(夫)はブッ飛ばせ!ではすまないリアリティ。

「カップルで観ちゃいけない映画」かもだけど、否、観るべき!



僕個人的には「賛」ですが、他の方の否定意見も大いに納得。「(特に大きな変化が)何も起こらない」。
物語自体の大きな変化がなく、飽きる人も全然わかる。ましてや「ホラー」「感染=ゾンビ映画」を期待してると余計に。
助ベージュ

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