『釈由美子世界進出第一弾！世界が認めた新たなるスクリーミングクイーンの誕生！』という仰々しいコメントに惹かれて鑑賞。
釈由美子、裏紅白常連の迷曲『釈お酌』や仮面ライダーのマンホール女など、非常にカルト的なものと親和性が高い女優だという偏見がある。
その引力のせいなのかはいざ知らず、内容は酷いというかトンチキの一言。
ホテル内で謎のウイルス？が蔓延する話なのだが、幽霊も出てくるしめちゃくちゃだ。
ラストも何もわからず、理解不能なとんでも案件。
エンディングと一緒に流れるニュース映像の説明草さには腹が立つほど。
原題のHALLも何を指しているのか私にはわかりませんでした。
あと釈由美子ともう一組白人の主人公家族がいるのだが、こっちのが断然主人公。
そうなると釈由美子は、謎に映りまくる日本人として完全な異物と化している。
映画の域にも達してないどうしようもない何かを、釈由美子の異物感でなんとか、所謂一部愛好家が好む“クソ映画”まで押し上げたという、それでもどうしようもない一作だ。
ちなみに釈由美子、スクリーミングクイーンと言いながら全く叫んでいません。
