桃子

ジェジュン:オン・ザ・ロードの桃子のレビュー・感想・評価

5.0
「ファンのための映画」

映画の初日の初回を見るのはいったい何年ぶりだろう。この映画は全世界に先駆けて日本が最初ということなので、世界最速で見られたことになる(試写会は別ね。応募したけど外れました(^_^;))。
ジェジュンのファンになって、かれこれ11年経つ。最初はグループそのものが好きで、メンバーの中ではジェジュンが好きというスタンスだったが、すぐに彼ひとりが好き(これを業界用語で「オンリー」という。まだ死語じゃないとは思いますが)になった。
5人→3人→ソロ。彼はグループ活動に拘っていた時期があったようだが、今はひとりで頑張っている。一昨年はツアーがあったので、名古屋や和歌山や神戸まで遠征した。所謂おっかけ、である。ほんの2年前のことなのに、遠い昔のような気がしてしまう。
このドキュメンタリーは、ジェジュンのファンが見る映画である。ファンではない人が見ても面白くないだろう。最初から最後までジェジュンが出ずっぱりで、ひたすらしゃべっている。イ・ジェハン監督にインタビューされて、ひとつひとつ自分の言葉で答えているのである。彼の言葉の選び方がとても印象的だった。詩的な表現があった気がする。今まで決して語らなかったことも、かなり突っ込んで話してくれているが、話したことの80%はカットされているという。いったい、どれくらい正直に監督の前でしゃべったのだろう。想像しただけでくらくらしてくる。
彼が語った言葉の中で一番印象に残っているのは「人のせいにしない」という彼の信条。人懐っこくて、すぐに自分の心をあけすけにしてしまう彼は、友人だと思っていた相手に裏切られたことが何度もあったのだろう。酷い目にあっても、その人のせいにしない。なかなか出来る事ではないと、胸にずしんときてしまった。
明日も見に行く予定だ。明日はジェジュンがソウルからリモートでトークイベントをしてくれる特別上映がある。満席になる前にチケットをゲットできてほっとした。あと、3回くらい見に行きたいと思っている。
毎度のことだが、満点をつけたのは私が彼の大ファンだからである。甘い点は大目に見てください。
桃子

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