Jaya

東京自転車節のJayaのネタバレレビュー・内容・結末

東京自転車節(2021年製作の映画)
2.5

このレビューはネタバレを含みます

ウーバー配達員となった監督のセルフドキュメンタリー。チャリがコロコロ変わるのはまだしも、パンク前後のタイヤが時系列超えるのは勘弁して欲しかった。

友達の土くんのキャラが強くて楽しい。監督自身のキャラも強くて面白いんですが、デリヘルのシーンを筆頭にあざとく感じてしまいました。

配達員の実態は予想通りのものしか出てきませんでした。資本主義の陥穽だとか政治であるとか、話を拡げようとしていますが薄っぺらい。モノローグも薄い。そもそも何でカメラ回し始めたのかという最重要箇所が分からない。ラストの議事堂も何じゃそら、という感じ。

出稼ぎでウーバーとのことでしたが、将来的な展望や仕事の意義が全く見えてこず、社会に絡め取られているようにしか見えず、監督の行く末が心配になるだけの映画でした。せめて返済金の支払いをするカットくらいは見たかったなあ。
Jaya

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