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ひとりじゃない、わたしたちのGionDesignのレビュー・感想・評価

3.8
謹賀新年。主人公独身男は代理母を選び、シングルファーザーで新しい家族の誕生を待ち構えるが…新年の皆さんも素敵な生き方を…🌅💕

【映画の建築紹介】
本作の建築テーマ…
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> 子供部屋から生まれるのは? <
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45歳独身男マットは新しい家族を待望して、出産経験ある26歳独身女性のアナを代理母に選ぶ。アナはその報酬を念願の大学進学に。一方、マットはアナを自宅に招待し、東南角部屋という絶好ロケーションに子供部屋を用意し、百種類以上の色見本を壁一面に貼って、アナに意見を請う。例えばオレンジ色は喜びや創造性を意味するが、濃いオレンジは不信を招くだと言う。イエロー色は幸福や知性を表す一方、病気や減退の象徴でもあるだと。「色に隠された深い意味と発育中の潜在意識」という本を熟読してる事を誇らしげにアナに力説する。

第1期
アナは毎朝、成長日記を付けお腹周りのサイズを測る。

第2期
やがて子供部屋のアクセントカラーは、2人でグリーン系に絞り、最後にダスティブルー・グリーンが選ばれた。非現実的で理想主義者の意味だって⁉︎

第3期
娘が産まれた場合、生理用品タンポンの扱い説明をしてマットに練習させる。
アナ「小声はダメ!子供は察するよ!親は堂々とテンポ良く流暢に説明して!」
マット「これを12年覚えておくの?」
アナ「親として、どれ位恥ずかしい?」
マット「死ぬほどだ。」
アナ「なら一生忘れない。」

お互い話合いを重ね、アナは高校時代に出産した辛い記憶から家族の元を離れ、マットも過去8年間付き合った恋人との別離を語る。そして2人で生まれる迄の間、胎児に仮名を付けた…

本作では、現代社会に生きる様々な人々や家族、アナのLGBT男同僚に「その独身男とまだヤッてないなぁ。何?期間限定の友達?違うね、それは絆だ」と諭される恋愛観、コンプレックスを抱えたまま都市で生きづらい独身女性や、変わり者と看られる中年男の姿を描き、大人のほろ苦な恋愛を語る。やがて生まれる生命が美しいように、煩悩や葛藤を抱える生命が懸命に前に進もうとする姿もまた美しい。そう。建築に住まう人間は美しいのだ。

ゆったりと年末年始を過ごさせ、また一歩一歩前に向いていきたい。皆さん💕今年も宜しくね🌅

以上、新年もご安全に⛑!
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