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そして、バトンは渡されたの15milkjamのネタバレレビュー・内容・結末

そして、バトンは渡された(2021年製作の映画)
5.0

このレビューはネタバレを含みます


複雑な家庭環境。

笑顔でいれば強くなれる。
様々な経験を得て、乗り越えてきた彼女の強さ。

血のつながりがなくても、お互いを尊重できる関係。

血のつながりがあり、自分のことを押し付けてしまう親の姿。それに苦しみ、本当のやりたいことを夢見る子供の姿。


砕けた親子ならではの会話。
血のつながりがなくても尊重しあって仲良くする姿。

血のつながりが無くても、
お金がなくても、
笑顔で過ごす姿。

些細な幸せ、些細な贅沢。
支え合って誰かのために頑張る姿。


どんなに嫌なことがあっても、料理を作ってくれる義父。
その料理を食べて穏やかな気持ちになった子供は、料理の夢を目指すことに。
親にできることとして、ピアノのために引っ越そうとか。
自分が子供の頃はピアノ弾きたいとねだっていたが、果たして自分に子供ができて親になった時、やりたいと望んだことを叶えてあげられるのだろうか、それとも我慢させてしまうのか、それとも、些細な幸せがあり、感謝し、尊重し合える家族になれれば、無い物ねだりもなく。本当にやりたいことを見つけられる環境を作ることができるのだろうか。

父が仕事やめて、ブラジルに行くけど、子供のこと考えて、日本に残りながらも実の子供のように育てる母の姿とか。
ただ、ピアノを弾きたい子供のために、結婚したり凄いなと。

大豪邸にいては、自然を求めるし、
好きなものが手に入っても、好きな人といることが大切。


大人の都合で人も、環境も変わり続ける子供はどのように育つのか。

プレゼント、手料理、気遣いって大切だよね

人と人との繋がりとか、
思いやりとか、
誰かのために全てを捧げて、相手の幸せを願って、それが生き甲斐になる。
切ないけど、心温まるストーリー。

子供を産めない女性の深い傷がありながらも、生きる目的を見つけ、深く愛し、実の親のように大切に育て、病気と闘いながらも笑顔でい続ける強い女性。

母も父も変わり複雑な家庭環境の中、
愛をしっかり受け取って、自分自身も愛し、
環境や、人を恨むこともなく、辛い時こそ笑う強くてかっこいい女性。
そして新しく大切にしたい人ができて結婚。
愛は受け継がれるものなのかな。

どんな困難にも立ち向かい、今の自分がいるのはそのおかげだと、過去の自分も周りの人も愛せる人。

笑っていればラッキーが転がり込む。

心が穏やかになって優しくなれる物語。
何度でも見たいと思った。
感動した。

結婚についても考えたし、幸せってなんだろうとか、大切にしたい人は誰だろうとか色んなことを考えた。
感謝し続けたい。親が、彼がそばにいることを当たり前だと思ってはいけないと、大切にすべきだと、。
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