こーた

そして、バトンは渡されたのこーたのネタバレレビュー・内容・結末

そして、バトンは渡された(2021年製作の映画)
4.2

このレビューはネタバレを含みます

親子にとって大事なのは血縁じゃない、愛情だ。シンプルなんだけどもその本質がストーリーに力強く落とし込まれていた。
3人の父親と2人の母親という、普通ならあり得ない境遇。リカはみぃたんが寂しくないように家族をたくさんつくったと思うともうつらい。よく思いついたこの設定、、
そして同時並行的に描かれる森宮さんとの暮らしとみぃたんの生い立ち。一見群像劇かと思うストーリー構成・演出に更に引き込まれる。原作読んでないけども脚本がめちゃくちゃいい。ラスト20分、感動のどんでん返しがすごい。
前半は身勝手な親に振り回されるみぃたんが不憫でフラストレーションが溜まる展開だが、それを全て回収する後半・そしてラストの畳み掛けがすごい。前半はリカの人物描写も行動だけ描かれているが、極端で共感できない人物像も後半で描かれる彼女の境遇だからこそ全て腑に落ちる。
こんな役石原さとみよく受けたなと思ったら終盤で納得できるし、永野芽郁ピアノ弾けたん!?ってのも気になった。ピアノ弾けるイケメンは貴重な人材すぎる、、
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