せっち

そして、バトンは渡されたのせっちのレビュー・感想・評価

そして、バトンは渡された(2021年製作の映画)
4.0
2023年30本目
冒頭で優子、みぃたん、梨花さん、森宮さんとメインキャラ4人の紹介ストーリーが森宮さんと優子、梨花さんとみぃたんのそれぞれ血の繋がらない親子のストーリーが同時に展開していく。話の流れや内容的に大雑把に仕掛けや展開はわかったが、それでも後半クロスオーバーした時やクライマックスは感動した。

嫌なことがあった時も貼り付けたような笑顔で接し、煽り耐性◎な優子は見習いたいな〜と思いながら、中々本心が見えない彼女とシングルファザーの森宮さんとのどこかよそよそしいやりとりに悶々とする。一方、みぃたんと梨花さんは父親がコロコロ変わりながらも2人の絆は固く結ばれ、梨花さんの行動はみぃたんを想ってのことなんだろうなと思いながらもやや不穏な描写に心が騒めく。

2つの家族がクロスオーバーして全てが明らかになった時、親子の絆、親の愛、家族の在り方など寂しさもありつつ温かいぬくもりを感じた。自分もいつか娘が出来て結婚するってなったらこんな気持ちになるのかなあ。
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