原作は未読。
優子と森宮さん、そしてみぃたんと梨花、序盤から中盤まではこの二組の「血縁ではない親子」が同時進行で描かれ、この2本のラインが1本のラインに繋がっていく。
伏線が綺麗に張られているので、勘のいい人ならばこの二組の「親子」の関係性についても割と早い段階で気づかされるだろう。
この辺りのぼかし方が実に巧妙。
「幸せ」は十人十色であり、人それぞれに違った形があり、そして「愛情」もまたそれぞれに違った形がある。
この映画はそれを教えてくれる。
他の方も仰っていることだが、私はこの映画を観て泣いた。
そして同時に笑顔にもなれた。
本当に素敵な映画だと思う。