このレビューはネタバレを含みます
愛情は本物だけど奔放で自分勝手な母親だなって思ってみてたけど、背景を知ってどんどん胸が苦しくなる。つらいことも分かち合いながら、いっしょに生きたほうが幸せなんじゃないかとも思うけど、母なりのめいっぱいの愛情の形をバトンを繋いだ誰もが尊重して優子もその愛を受け取る。いっぱい親がいてみんなに愛されて育った優子の幸せを祈りたくなる、心が温まり感動と切なさで涙ぽろぽろ。。。
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<戒>
家の事情を知って急に優しくなったクラスメイトはほんとに優しいのか？同情じゃないのか？優子は嬉しかったのか？卒業後も会う様子は描かれてない。同じ理屈で母親の背景を知った私が急に母のことを許せるようになったのも同情心からか？？
家庭環境が複雑な子を安易に大変、かわいそうとか思うのは偏見。少し話が飛ぶけど、同情心、自分より弱い(脆弱)立場とみなせるから自分の許容が広がってその人に優しくできるということの意味ついても考えたりした。
瀬尾まいこさんの原作も他の作品も読みたいなー！！
