いろどり

ジャム DJAMのいろどりのレビュー・感想・評価

ジャム DJAM(2017年製作の映画)
4.1
とても楽しみにしていたトニー・ガトリフ監督の日本劇場初公開作。
トニー・ガトリフ作品はなんといっても曲が最高。未見作品でもYouTubeでサントラを聴くくらい好き。
今回も歌と踊りの躍動感がたまらない。
歌で始まり歌で終わる。
エアコンの風のあたる席だったけど、そんなこと忘れてしまうくらい熱くなれた。

トニー・ガトリフ作品の歌と踊りはただ楽しいだけではない。
ベースにはファシズムから逃れた難民たちの悲しみがあり、音楽と自由を奪うものからは決して屈しないという強いメッセージに思わず涙が出る。

主演のジャム役ダフネ・パタキアが良かった。いつも髪はボサボサなのに歌と踊りが楽しそうで可愛くて、こちらまで笑顔になる。ベリーダンスのような腰の動きがセクシーで上手い!「ベネデッタ」や「ファイブ・デビルズ」も彼女目当てに観たくなる。猫と犬もたくさん出てきた。猫が多いことで有名なイスタンブールは、犬も多かった!ギリシャの島の風景も美しく、今回もトニー・ガトリフの世界を堪能した。大満足!
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