菩薩

ジャム DJAMの菩薩のレビュー・感想・評価

ジャム DJAM(2017年製作の映画)
4.0
素晴らしきノーパン&マリファナ礼賛ムービー。行って帰って来るだけのシンプルなストーリーの中でダフネ・パタキアの身体性が爆発している。ずっとパンツを履かないし性病なのかなんなのかアソコに違和感を抱えてるせいで剃毛シーンすらある、見事に裸体を晒しすらするがそれがSEXに直結する場面は一度もなく(タクシーの運転手にすらちゃんと金を払う)、むしろ美しさの象徴として君臨し続ける。ただ内容としては美しくない世界について、財政は破綻しているし、難民は溢れるほど押し寄せているし、主人公一家も最後には全てを失う事になる。ただ全てを失っても奪われないもの、それが命であり我々の命は音楽と踊りは命そのものであるとガトリフらしいメッセージが提示される。すばり溢れ出る生命力こそが魅力の作品、ファシストの下僕にくだった祖父の墓の真上でオシッコかますパタキア。
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