このレビューはネタバレを含みます
楽しみに観に行って、想像以上にいろんなものを受け取って帰るって幸せやなあと改めて...
ジャムはむちゃくちゃで、わたしが彼女と良い友達になれるかはかなり不明やけど(他人のお股の毛は剃りたくない)、
墓を掘るパノと父を見守るときの目がとてもきれいで、
踊るときの奔放さも含めて素晴らしかった!
ロマの叔父さんは大切な食堂を手放すことをあれだけ悲しんでいたのに、自分より感情爆発させて怒ってくれるジャムを見て「いいんだ。所詮金だ。俺たちは音楽を奏でながら生きていける」というシーンが痺れた。
ボランティアに来たはずのアヴリルが波打ち際にたくさん打ち上がっている救命道具を見て、自分は何してるんやろう、と思っていそうな呆然とした様子とか、
トゥーマッチな陽気さの後に闇を呆然とみつめるパノの顔とか、
ドキュメンタリーを見てるような。
ロマについて、
いろんな国と国境を共有する人々の営みを
もっと知りたいと、思った。
良い映画。