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ジャム DJAMのSoulFoodKitchenのレビュー・感想・評価

ジャム DJAM(2017年製作の映画)
4.3
コレも良かったな👍
主人公の娘ジャムが叔父さんに頼まれた船の部品を買う為にトルコに程近いギリシャのレスボス島からトルコまでお使いに行く話。
「ベネデッタ」でも大胆な修道女やったダフネ・パタキアが演じてるジャムかムチャムチャいい😻
自由奔放で大胆な行動に出る。
そして歌とダンスが大好き💕
そのレベティコというギリシャの音楽がすごいエエねんな〜☺️
第一次対戦後にギリシャとトルコの戦争があり、戦後、両国の間で住民の交換が行われたそうや。
そしてギリシャに住み始めたトルコ人達は当然、差別もされ多くは貧民層に属した。
そんな彼等によって演じられた音楽がレベティコやそうや。
ギリシャの移民であるマイノリティの音楽である為に「ギリシャのブルース」とも言われてる。
如何にもトルコ風のメロディは物悲しく哀愁を帯びてる。
ブズーキやウード等の楽器で奏でられる音色は独特で美しい😍

ジャムはトルコの酒場でも現地の人を前にセクシーにダンスを披露するし、旅で知り合ったフランス人、アヴリルの為にパスポートを発行してくれと税関のオジサンにも歌とダンスを見せてパスポートを手に入れる。
アヴリルと夜を明かす電車の駅で、たまたま会ったヒッピー風の友人と酒を飲んで歌うねんけど、この友人の歌と奏でるブズーキの響きが「ブルース」でエエねんな〜🌙
また、アヴリルには下半身の毛を剃らせるし、ホテルの屋上で干したシーツの間を2人、裸で遊び廻る😘
ジャムは何より「自由と音楽」が好きや。
ナチスに協力した爺さんのお墓に「自由と音楽を禁じた」からとオシッコをかけるのは笑った🤣

また旅の途中には破産して自殺しよう自分の墓を掘る青年とも出会う・・・
無事、帰って船の部品を届けた叔父さんの家族も財政破綻の影響で店を手放す事になる・・・
そんな辛い状況でも「俺たちには音楽がある」と無事直って出航した船上で、みんなで酒を飲んで歌い踊る🥰

「ガッジョ・ディーロ」もそうやったけど、どんなに貧しくても逞しく、そして何より「自由と音楽そして仲間たち」を愛してる人達の姿が生き生きと描かれてるんや😻

もう最高に好きやな〜🥳
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