外は雨

ジャム DJAMの外は雨のレビュー・感想・評価

ジャム DJAM(2017年製作の映画)
4.0
二人の女の子の旅路。ダフネ・パタキアの内から湧き立つような野生のような感情の凄さ。音楽とダンスと歌と共にありたい人々。なのにそれは無慈悲に奪われ続ける。トルコとギリシャをさすらう。この映画は移民問題の別の側面の予見でもあった。

トニー・ガトリフの移民に対する視線も変化している事がラスト近くで伺えた。他所の土地からやってきた人権活動家に保護され難民と呼ばれる「かわいそう」な人々が、その土地で懸命に働き築いた人々の生活を、夢を、無惨に破壊している現実。日本のリベラルマスコミはそういう事伝えたがらないけど今や世界中がそうなってしまいつつある。

トルコの屋根から見る風景美しいな。イスタンブールもう一度いつか行きたい街。でも今は海外厳しいな。
外は雨

外は雨