Netflixのドキュメンタリー。
MITメディア・ラボのジョイ・ブオラムウィーニ（黒人女性）は、顔認識システムが自分の顔を認識しないことに気がついた。原因をいろいろ考えたが、理由は彼女が黒人で女性だからだった。顔認識のエラー率は、白人男性が一番低く黒人女性が一番高い。なぜなら顔認識システム（AI）が学習したデータは白人男性サンプルが一番多く、黒人女性サンプルが一番少なかったからだ。このデータをいかに用意するかでAIのバイアスが決まる。
序盤でのこの謎解きが全てで、あとはこれ以上の話題はない（と思う）。監視社会とプライバシーの問題を「問題である」と指摘（なぜ問題なのかは説明されない）、ある裁判でジョイ・ブオラムウィーニが勝ったところでこのドキュメンタリーは終わる。
