このレビューはネタバレを含みます
全員、低脳クソ野郎というなかなか気分の悪くなる映画。
フランキーがリンクの悪行をしてもなお、キスをして盛っているのは頭が悪いし、最後リンクが悪人だから、自分を愛しているジェイクにすり寄るのも、本当に尻軽で全く魅力的でなく、苛立ちが止まらなかった。
ストーリーに関してはかなり薄っぺらい。売れた理由も描かれず、ご都合主義が多い。何をテーマに描きたいのかも分からない。ただ、ラストあたりのセリフを使い回されたものにし、リンクの悪い顔で締めたことにより、現状を批判することがかっこいいと思っているやつさえも嘲笑している感じが好み。
しかし、ラストシーンでリンクが悪どい顔をしたのは良かった。リンクの策士的な感じがして、ゾクッとした。馬鹿じゃなかったんだと。
演出は正直、色々新しいことにチャレンジしようとしているが、それがYouTubeとどこに繋がっているのか分からないのが多く、微妙だった。また、冒頭でスマホの撮影のはずなのに、手ブレがなく、固定カメラでやってるのは、明らかな手抜きで腹が立った。
ただ、全体的に安っぽく見える構図にしていたのは、YouTubeぽくて良かった。
