このレビューはネタバレを含みます
なかなか面白かったです。炎上する勘違いYouTuberという今時な題材。監督のジア・コッポラはフランシス・コッポラの孫。ソフィア・コッポラの姪に当たるそうです。
映像作品をYouTubeで配信してたフランキーという女子が、話術に長けたリンクという男と出会い、作家志望の男友達を巻き込んでプロデュースして人気YouTuberに成り上がったものの、「いいね！」と再生回数に取り憑かれたリンクが野心を暴走しさせて、しまいには自殺者まで出してしまうという展開に。ちなみに、フランキー役のマヤ・ホークはイーサン・ホークとユマ・サーマンの娘だそうです。
他人の豪邸に忍び込んで撮影する迷惑っぷりとか、持論かざして論破する感じとか、大した才能がなくてもちょっとしたバズりによって、人気も才能もあると勘違いしちゃう感じは、どこの国でも同じなんだなぁと思いました。
人気インフルエンサーたちの討論番組のシーンでは、インフルエンサーが本人役で出てくるんだけど、その中にあのローラがいました。終始無言だけど。リンク役のアンドリュー・ガーフィールドの演技について一切知らされていなかったため、ローラや他のインフルエンサーたちの驚きはガチだそうです。元祖炎上系YouTuberのジェイク・ポールがリンクの暴走っぷりにドン引いて逃げるところは、なかなか皮肉で笑えました。
