先生

メインストリームの先生のネタバレレビュー・内容・結末

メインストリーム(2021年製作の映画)
3.2

このレビューはネタバレを含みます

公開当時は面白そうな題材だなと興味があったが、その後の評判が微妙そうで、アマプラでも見るか悩んだが、アンドリュー・ガーフィールド目当てで見た。

アンドリュー・ガーフィールドはまあまあ単能できた。イーサン・ホークとユア・サーマンの娘さんも良かったし。相手の男も良かった。

ただ、内容としては、別に説教されたくないんだけどなあという感想。SNSのバズりと承認欲求と、他人からの評価に振り回されて自分を見失うという、自分にとってはよく知ってるもので、じゃあそこからは?という先が無い終わりだった。「ナイトクローラー」のほうが面白かったなという感想。

アンドリュー・ガーフィールドのリンクが言ってることは正論。本当の自分が良いし、隠さなくて良い、というのは理想。だけどやっぱりみんなは叩くよね。そこまで人は強くない。

リンクは放火で施設に入ってたらしいが、あの人を引き付ける振る舞いや喋りは、そうやって他人からの興味関心を得てないといけない強迫観念から来てるのかもなと思った。またはもっと僕に注目して、みたいな承認欲求。

まあ、見るがわにも問題があるよね、で終わったが、その先を見たかった。ふんふんそれで?と内容を追ってたら終わったので不完全燃焼。やっぱ「ナイトクローラー」のほうが面白いよ。どんどん過激になって闇オチしてモンスターが誕生して覚醒する瞬間に立ち会えるんだもん。「メインストリーム」は題材もキャストも良いけど、シナリオとしてはやっぱ弱かったかなと思う。
先生

先生