ももんがぁ

異物 -完全版-のももんがぁのレビュー・感想・評価

異物 -完全版-(2021年製作の映画)
3.6
触手は甘い物好き。


最近お気に入り監督になりつつある宇賀那監督のオムニバス短編。邦画で触手物ってなかなか珍しいですし、こちらも気になっていたけど、見てみたら完全に僕好みのやつで触手も手作り感溢れる可愛い触手で最高やんね。

触手は異物なのか?それとも社会と共存出来るのか?
とりあえず触手、、、というかタコちゃんが可愛いくて1人、、、いやいや1タコ黄昏れてタバコ吹かす触手ちゃん可愛いが過ぎる!

1、『異物』

触手女子が触手により新たな性癖を目覚めさせる話。まぁゴアの触手は好きだがエロい方面の触手は全く萌えません。
そもそもAVとかでも触手物の何が良いのか理解出来ないよね、チンコっぽいのがいいん?アレに犯されても全くちんこ勃たないのでこの話はあんまし好きちゃうね。

あとクチャラー彼氏がうざいので☆1.5

2、『適応』

元カノとよりを戻したい彼氏がカフェで触手ちゃんを可愛がる話。
タバコ吸えてペット(触手)持ち込み出来るカフェとか最高過ぎやろ。
ペットの触手ちゃんを通して終わっていた2人の恋がまた少しづつ動いていくの良いよね〜
パフェをねだる触手ちゃんが可愛過ぎてキュンキュンする〜☆3.5

3、『増殖』

触手ちゃんと意思疎通を図れる様になった触手廃棄工場の社員が弱った触手ちゃんを逃そうとする話。
ダンカンのちんこツンツンする触手ちゃんには和気藹々したのも束の間、追手の存在が触手ちゃんに迫る中、ダンカン達は触手ちゃんを無事自由の身に出来るのか?
もう自分の安否を悟ったかの様にタバコ吹かして黄昏れる触手ちゃんに、ダンカンこのやろぅ。と泣いてしまうこと間違いなし。☆3.7

4、『消滅』

1話の『異物』で登場した触手女子はあの触手のことが忘れられないままでいたのだが、ふと訪れたバーで再び出会いを果たして、、、
壮大なオーケストラと共になんか知らんが泣ける。触手という異物を通して愛を形容する宇賀那監督の触手愛には感服させられるね。☆3.0

こういう触手物って基本無機物っぽく撮られる事が多い気がするけど触手にもちゃんと感情があり正しく向き合い、僕らの生活の一部として寄り添って行ければそれは異物ではなく共存出来る存在になり得ると感じたよね!

今まで精子をぶっかけていただけの存在に思えた触手にもこちらが歩み寄る事が大切かも知れんよね。うん。今後は精子より誠実さを持って触手には向き合って行きたいよ!

あと今作の触手ちゃんはジェームズ・ベル作品の触手モンスターちゃんを見ているかの様な愛らしさと感情を兼ね備えておる触手ちゃんなもんでジェームズ・ベルのポンコツ触手ちゃんといつか共演してダンカンの様に『E.T』ごっこしてもらいてぇな。
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