2022年上半期もいよいよフィナーレを迎え、多分、今年上半期ベスト1の映画になりそう、というくらいお気に入りになりました。
町田啓太さん目的で観に行きましたが（笑）、水谷豊さんの脚本、演出の素晴らしさに感服しました。
クセスゴキャラが出てきて、色々騒動が起こるのですが（笑）、結局どの人物も愛らしく思えてくる。水谷マジックです。
何と言っても演奏シーンは贅沢です。これは映画館で観ておいた方がよい！テレビでコンサートを観るのとはやっぱり違います。吹き替えなしで俳優さんがかなり練習して演奏されているということで、とても楽しみにしていました。個人的には、野外でちょっと演奏するシーンがとても響きました。なんでその状況で演奏するの？というツッコミたくなる場面でしたが。（笑）これ、サントラ出るかな。絶対、野外シーンの演奏も入れてほしい！！（切実）
他にも、コメディー要素が所々散りばめられつつ、ジーンとくるシーンもしっかりとあり、とても心地の良いストーリー展開でした。
それから、ビジュアルもとても良いんです！
檀れいさん演じる主人公がブティック経営者で、檀さんはもちろん美しくて、どのシーンもシャレオツな衣装を身に纏っていました。
靴によく目が行ってしまったんですけど、ヒールをカツカツ鳴らして歩くシーン、困難な状況の中、時折弱さを見せながらも凛とした主人公の気高さが出ていてよかったな～。
迎賓館、長野の自然、ビビットなツツジを背景にしたカフェシーン、夕暮れ時、それから昭和ノスタルジックな飲み屋街のシーンもピクチャレスクでした。
心がじんわり温かくもなるし、胸の奥底に眠っていた情熱がゆっくりと呼び起こされるようなお話で、まさに映画のタイトルそのものでした。
相棒だけでない、水谷豊さんの今後にも注目したいと思います。（爆）
