安心と安定の水谷豊クオリティ、監督デビュー作の『TAP THE LAST SHOW』に近いがかなりコメディよりな印象。
水谷豊作品は監督の意図とは別にこっちで勝手に笑っていたので意外にもここまでコメディよりなのははじめて?
全編にわたって立派なルックとゴミな台詞回しはいつも通りだが、男は「彼女ほしい」女は「彼氏ほしい」と言わせるような、ありきたりを通り越して偏見すら感じさせる無駄な人物描写や性的な強要(未遂)をコミカルに描いたうえに加害者にはなんの物語的なお咎めもないという化石のような価値観がかなり気になった。
十何年続いた弥生交響楽団の最終公演が選抜制って…。