リンコロシネマ

太陽とボレロのリンコロシネマのレビュー・感想・評価

太陽とボレロ(2022年製作の映画)
3.3
映画の不思議の中に上映時間というのが私の中にあって、例えば133分と123分だとずいぶん印象が変わる気がする。

この映画もちょっといろいろな人間模様を詰め込み過ぎな気がする…123分にするともっと物語が絞れ、逆に贅肉が削ぎ落とされ濃密な内容になったのではないかと思う。

ただ西本智実さんのコンダクターのシーンは見事なまでの迫力に満ち溢れ、特にハイライトであるラヴェルの『ボレロ』は圧巻であった!

西本さんが指揮する姿を見るだけでもこの映画の価値は大ありなのだ。