磨

映画ざんねんないきもの事典の磨のレビュー・感想・評価

3.4
動物たちがみせる意外(ざんねん)な一面にフォーカスした累計発行部数470万部超えを誇る人気児童書を原作としたアニメの劇場版作品。

オーストラリア、南極、日本(長野県安曇野市)を舞台に三つの物語が展開。監督もアニメーションも声優も全て異なる物語なので、短編集としてタイトルごと別々の評価とスコア出す事にします。


⚫︎オーストラリア編
【リロイのホームツリー】[3.2]
声優 : 花江夏樹、玄田哲章、松岡禎丞、小松未可子、他

甘えん坊のコアラの子供が母親から独り立ちする物語。ウォンバットやカワセミと共に自分のホームツリーを見つける旅に出る。
独り立ちしてへんやんというツッコミは置いといて、スピリチュアルな存在も登場するし全体的に子供向け(子供向け映画だからしゃあない)


⚫︎南極編
【ペンたび】(3.8)
声優 : 全員ウチヤマユウジ

南極で暮らすアデリーペンギン、ジェンツーペンギン、ヒゲペンギン、コウテイペンギン達がなんやかんやで南極を旅する物語。
完全に「紙兎ロペ」。アデリーペンギンはアキラ先輩そのもの、動物の行動から明らかに逸脱した行為もしてるのである意味大人向け(笑)
しっかりと“ざんねんポイント”の説明もしてくれるので分かりやすいし、個人的にも抜群に好きなやつ。ロペ好きな方には絶対的オススメ。


⚫︎日本(長野県安曇野市)編
【はちあわせの森】[3.3]
声優 : 内田真礼、下野紘、沢城みゆき、佐藤利奈、他

自分を最強だと思っているニホンノウサギと、臆病で自分に自信のないツキノワグマが、お互い家を飛び出し”ある〜日‥出逢った”的な物語。
1作目のコアラのやつとの違いがわからんくらい子供向け(だから子供向け映画だと‥)。クマの月子がなんか可愛いから許す。


と、言うことで、個人的には圧倒的に【ペンたび】が面白かった。これだけずっと観ていたいくらい(笑)…まぁ、ロペなんだけどね。
スコアは3.2と3.8と3.3で、アベレージが3.4。なんとなく気になる人は観ても損はしないと思います。
磨