親ども夫々の身勝手な実情を見透かし自分も大人の世界に片足だけ踏み入れるセブ、ゲームボーイ片手に自分の世界だけのジャン、家族再生の叶わぬ夢を見るアルマ。3子の視界の違いが面白い。スカマルチョのダメ親父っぷりが今一つ愉快じゃないのが惜しい。

• #イタリア映画祭2021

定型的でない家族の形を描くイタリア映画多い。イタリア映画でなくても多いのかもしれないが。主軸が母ー子供ではなく、父ー子供ラインという点がイタリア映画らしいような。
　定型的でない家庭に育つからといってそれだけで子供たちが不幸な訳ではなく、定型的な家庭に育つからといって幸福とは限らない、という当たり前のことを､『靴ひも』と合わせて思わされた。
　ローマからそう遠くない海の近くという匿名性の高い場所(←私にとって)で、いわゆる名所や有名な場所ばかりでなく、いろんなイタリアが見られるのは嬉しい。また、登場する家がどれも素敵で羨ましかった。

兄弟3人仲良しが微笑ましい。
悪さに手を出すことあるある、
でもちゃんと叱れるお父さんで良かった。

祈ってるお兄ちゃんはカッコ良かった。
せっかく生きてて会える距離なら、
定期的に最後の風景出来たら良い。